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尋常性乾癬

乾癬には尋常性乾癬、滴状乾癬、関節症性乾癬、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬の5種類があります。

このうち尋常性乾癬の患者さんが最も多く、全体の約90%を占めます。

患者さんの約65%が男性です。
発症年齢の平均は38.5歳ですが、10代~70代まで年齢に関係なくどの年代でも発症するのが特徴です。

症状は、皮膚に赤く盛り上がった紅斑が発生し、その上を銀白色の鱗屑がかさぶたのように覆います。鱗屑は次第にフケのようにポロポロと剥がれ落ち、これを落屑といいます。

皮疹は体中のどこにでも発症しますが、頭部や肘、膝、臀部など刺激を受けやすい部位や太陽光が当たりにくい部位で発症頻度が高い特徴があります。

遺伝的な要因に環境要因が加わって発症すると考えられています。遺伝的な要因とは乾癬になりやすい体質のことで、環境要因としては、かぜなどの感染症、服用中の薬、皮膚への刺激、肥満、糖尿病、高血圧、精神的ストレスがあります。

乾癬が重症になるほどメタボリックシンドロームになりやすい傾向があります。合併症予防のためにも適切な治療を受け、症状をコントロールすることが大切です。

治療法には、主に「外用療法(塗り薬)」「光線療法」「内服療法(飲み薬)」「生物学的製剤(注射薬)」の4種類があります。

治療にはそれぞれ長所と短所があり、それらを考慮しながら患者さんの皮疹の重症度やライフスタイルに合った治療法を選択します。これらの治療法は、1種類だけで行われることも、いくつかを組み合わせて行われることもあります。

光線療法には全身型ナローバンドUVBやエキシライト-マイクロがあります。

 

 

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